ご利用事例
特別養護老人ホーム グリーンヒル様から、やわらか食導入とその成果事例を挙げていただきました。
やわらか食(凍結含浸法)の導入とその成果
施設名 | 社会福祉法人 翠燿会 特別養護老人ホーム グリーンヒル |
---|---|
ご利用商品名 | MFSやわらか食 |
グリーンヒルの食、栄養管理は栄養ケア・マネジメント{介護看護、栄養の協働}と施設サービス計画に基いて、利用者の(最後まで口から食べたい)という思いを尊重している。
ここにやわらか食{凍結含浸法}の導入とその成果の事例を挙げる。
2014年4月14日
副施設長・管理栄養士 木下 福子
事例
S様 女性 95歳 要介護度5 主訴 : 老人性認知症 ラクナ梗塞 | |
---|---|
H19.10入所時 | 要介護度4 BMI:17.3、自立摂取 粥・刻み 喫食量9割 |
H24.2入所5年 | 要介護度5 BMI:18.4、一部介助 粥・刻み 喫食量6~8割 Alb値2.8 |
H25.2入所6年 | 要介護度5 BMI:17.4、全介助 ミキサー食 喫食量5~6割 Alb値2.8 *傾眠+、開口障害+、浮腫出現+ |
看取り介護 開始 | |
H26.1入所7年 | やわらか食・昼食のみ導入 |
H26.3 | やわらか食導入2か月後 昼食のみ やわらか食 喫食量10割 Alb値3.1 *傾眠+、開口障害一、浮腫一消失 |
考察
施設の利用者食の形態については、やわらか食のグレードの食種は刻み食として対応している現状である。しかしMFSやわらか素材は凍結含浸法で軟化加工した技術改革、形状は見た目のおいしさ・嚥下の安全性・栄養価の安定性などが事例の成果に示唆された。
まさに利用者の嚥下機能回復、食欲アップ、摂取量の増加、栄養状態の改善、QOLの向上に繋がると考えられる。
何よりも利用者がお食事のたのしみを実感されたことが重要であると・・・今後も、食・栄養の有効性を推進していく方向である。