いなべん(田舎弁護士) みのる弁護士法律事務所  「的外れ 2014年7月号より」

2017.12.28

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「⻑⽣きを楽しむコツ その2-⾦を楽しむ」③

「自分にとって大事な人のために金を使いたい」との思いで、年を取っても働く意欲が湧けば、老いてもなお「いきいき」とした生き方ができると思います。①⼤事な⼈のために⾦を使いたい→②そのために⾦を稼ぎたい→③⾦を稼ぐために、世の中に必要な存在となり続けたい→④そのためには、年を取っても他⼈より努⼒を重ねる、という循環になれば、その循環全てが「長生きを楽しむコツ」となりそうです。

 

「地獄の沙汰も金次第」という諺があります。この諺ですと、死んだ後も金は役に立つもののようですが、生きている身としては死んだ後のことはわかりません。ただ、生きているこの世は、まさに金次第です。そのことを強調するための諺でしょう。その大事な金をこの世で有効に使わないで、妻や子供に遺産を残して骨肉相食む相続争いの「火種」とすることだけは避けたいものです。

 

これまで苦労して作った金です。長生きできるようになった現代、その金を使って長生きを楽しまなければ損です。「自損損他」という仏教の教えがありますが、自分自身が損をするばかりではなく、周囲の大事な人達にも損をさせることになりかねないのです。「自分も楽しむ」、「他人も楽しませる」という「自益益他」となる金の使い方をしたいものです。特に心したいのは、高齢者はいつ動けなくなるかわかりません。それは明日かもしれないのです。動けなくなったら、金を使おうと思っても使えなくなります。体が自由なうちに、行きたいところに行けるうちに、食べたいものを食べられるうちに、孫と買い物ができるうちに、人と一緒に行動できるうちに金を使わなければ、使う機会をなくしてしまいます。

 

~つづく~

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