食事療法は、奇跡的な効果のある療法

2017.03.06

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薬物療法の落とし穴

食事療法は、奇跡的な効果のある療法」です。

 

私は、わが身を以てそのことを体験しましたので、自信を持ってそう言い切ることができます。

 

今年4月、その体験に基づき『減量で、糖尿病と高血圧が治った――生活習慣病は、患者も主治医』を夫婦共著で発刊しました。

 

引き続き『食事療法は、奇跡の療法――生活習慣病は、自分で治す』を、やはり夫婦共著で書いています。年明け早々には発刊できるものと思います。

 

1人でも多くの人に、1日でも早く、食事療法は奇跡的効果のある療法であることを知ってもらいたく、近日中に前記2冊の本のダイジェスト版を発刊します。これは頁数も薄く、誰でも気軽に読めるようにしてあります。

 

このダイジェスト版は、従業員や身内や友人・知人などに配布し、1人でも多くの人に読ませていただきたいものです。

そのダイジェスト版のサブタイトルは、「健康で、長生きするための本」ですが、このダイジェスト版を読み、参考にし、実践していただければ、さらに10年は元気で長生きできるものと確信しています。

 

この事務所便りをお読みいただいている皆様には、ダイジェスト版ができ次第、1冊謹呈させていただきますので、是非それをお読みいただき、納得できましたら何冊かまとめ買いしていただき、それを身の回りの人に配布し、普及させていただきたいと思います。

 

今回は、その前にこの事務所便りをお読みいただいている方の中で、糖尿病、高血圧などの薬や注射を使っている方に対して、1日も早く知っていただきたいことがありますので、そのことを特にお伝えする次第です。

 

 

それは、「薬物療法には落とし穴がある」ということです。

 

血圧が高ければ、高血圧の程度によって薬の強さや量を調節しながら降圧薬を使っています。適切に降圧薬を使えば、血圧はほとんど下がります。

私は、以前は時々最高血圧が200を超すことがありましたが、そのときは病院に駆け込んで「舌下」と呼ばれる強い降圧薬を舐めました。

血圧がいつもより高めのときは、強い降圧薬にしたり、同じ降圧薬でも量を増やすなどしました。

こうすると、血圧はある程度安定することは間違いありません。

 

皆さんの中でも、降圧薬を使って普通の生活をしている人は、血圧は安定しているはずです。降圧薬を使えば、血圧はほぼ安定します。

 

血糖値が高いときは、血糖値を下げる薬を飲みます。それでも下がらないときは、インスリン注射を打ちます。

インスリン注射は、10単位使ってもまだ血糖値が高いというときには、20単位にするとか30単位にするとかインスリンの量を増やします。インスリンの量を増やせば、ほとんどの場合血糖値は下がります。

血糖値は、インスリン注射でほぼ安定させられます。

 

私の場合も、最初は薬を飲んで血糖値を下げていましたが、平成14年(2002年)1月に肺炎で入院したときに、「血糖値が400を超えている」というのでインスリン注射を打つことになりました。

インスリン注射によって血糖値は安定しました。

 

薬物療法の落とし穴の1つはここにあります。

 

「薬や注射で血圧や血糖値が安定していると、患者もその家族も安心してしまう」のです。

 

それだけではありません。

担当のドクターまで安心してしまうのです。

 

診察のたびにドクターは、「血圧も血糖値も安定しています」とニッコリ笑って、降圧薬やインスリンの処方箋を書きます。

 

しかし、

「薬物によって血圧や血糖値が安定していても、生活習慣病は進行する」のです。

 

 

ここが生活習慣病の怖いところなのです。

 

 

私の場合、降圧薬とインスリン注射によって、糖尿病と高血圧が見つかってから20年もの間、血圧も血糖値もほぼ安定していました。すっかり安心してしまいました。

 

特に、インスリン注射を打つようになってからは血糖値が上がらなくなりましたので、安心して食べたい物を食べるようになりました。やめていたアルコールも飲むようになりました。

 

最大83kgあった体重を、一時は食事制限で63kgまで減らしました。

しかし、インスリン注射を打つようになり、血糖値が上がらなくなり、安心して食べたり飲んだりするようになってからはひどいリバウンドとなり、75kgまで戻ってしまいました。

 

 

血圧も安定している。血糖値も安定している。私も妻も安心してしまったのです。

担当のドクターも、検査結果の数値を見て安心していたと思います。

 

この安心感こそ、「薬物療法の落とし穴」なのです。

 

薬物によって、血圧、血糖値が安定していても、生活習慣病は進行しているのです。

 

 

私は、インスリン注射を打つようになって、血糖値は安定していました。

私も妻も、担当ドクターも看護師も、安心していました。

 

ところが、私の腎臓の機能はどんどん低下していたのです。

 

 

担当ドクターが、

「腎臓の機能が低下しているかもしれない。専門医が来るから、その専門医に診てもらった方がよいのではないか」

と言い出した頃には、もう私の腎臓の機能は正常な腎臓の機能の10~20%くらいまで落ち込んでいたのです。

 

 

それから専門医の診察・治療を受けましたが、1年後には「もう透析しかない」という宣告です。

 

薬物療法で血圧、血糖値を安定させ、安心している間に腎臓はボロボロになっていたのです。

おそらく腎臓だけでなく、心臓も脳も全身の血管もボロボロになっていたと思います。

 

薬や注射によって血圧や血糖値が安定していると、患者や家族が安心するだけでなく、ドクターや看護師まで安心してしまうという点に、薬物療法の落とし穴があるのです。

 

 

平成17年(2005年)7月19日に出浦先生とそのスタッフの食事療法を開始してから、ちょうど今日で1年が終わるという平成18年(2006年)7月18日の診察日に、出浦先生から「もう降圧薬もインスリン注射もいらない状態となっている」と言われました。

 

それからは降圧薬もインスリン注射も使用していませんが、最大血圧110~130、最小血圧60~80、空腹時血糖70~90に落ち着いています。

 

20年間続けた薬物療法は、なんだったのでしょうか。

その間、腎機能は低下し、「透析しかない」と言われたのはなんだったのでしょうか。

 

この事務所便りをお読み下さっている方の中にも、薬物療法を受けている方は多くおられると思います。

その方々に、薬物療法に落とし穴があったという私の体験を1日も早く知っていただきたく、この事務所便りに書くことにしました。

 

「食事療法は、奇跡的効果のある療法」であることは、近日中に発刊されるダイジェスト版をお読みいただきたいと思いますが、薬物療法に落とし穴があることだけでも、この事務所便りを読んで下さっている方にだけでも知らせたいと思い、急いで書いた次第です。

 

平成19年(2007年)11月24日、新潟市において出浦照國教授の講演会がありました。夫婦で出席してきました。

演題は「食塩制限」でした。

 

午後4時半過ぎまで、熱のこもった講演で一言一言がずっしりと重みのあるものでした。

本当にいい勉強をさせていただきました。

皆さんにも特に関係が深く、印象的だったのは、

「日本人は他の国では見られないほど多くの食塩を摂っている。それが原因で高血圧患者が多い」という話でした。

 

世界的統計によると、日本人は他の国では例を見ないほど食塩の摂取量が多いことが判明しているとのことです。

 

ちなみに、各国の食生活指針による食塩摂取目標量は、アメリカ4.5~5g、WHO(世界保健機関)5gであるのに対し、日本は10g未満となっているとのことです。日本は摂取目標量自体が他の国より高く設定されているようです。

 

出浦先生の親しい外国人が「世界中を旅している。行く先々の空港では、目を閉じていてもどこの空港か匂いでわかる。日本の空港は海浜の匂いがする」と言ったそうです。

それほど日本人は食塩を多く摂取している国民だというわけです。

 

日本人は味噌汁、欧米人はスープ、日本人は漬物、欧米人はピクルスというように、食べている食品を比べてみると、確かに日本人は欧米人に比べて食塩を多く摂っているような気がします。

 

日本の中でも東日本と西日本を比べると、東日本の方が食塩摂取量が多いことが際立っているとのことです。

私達東北人は、漬物でお茶を飲む習慣が身に付いています。

ごはんを食べる量が多いと、食塩摂取量も多くなるという傾向もあるとのことです。

そういえば、おにぎりには梅干しとか味噌漬けとか塩鮭のような塩分の強いものが昔から入っています。

 

食塩を多く摂ると高血圧になることは、多くのデータによって明らかになっています。

高血圧は動脈硬化をもたらし、脳卒中や心臓病を引き起こします。

食塩摂取量の多い東北人には脳卒中などの発症率が高いことも知られています。

 

出浦先生は、「食塩を1日5g以下に抑えると、てきめん効果がはっきりと出る」と述べています。

 

日本人の多くは、1日15gぐらいの食塩を摂っていますので、これを3分の1くらいに減らす必要があります。

そうしますと、降圧薬を使わなくても血圧を下げることができます。

降圧薬の効果を倍増させることは間違いないとのことです。

 

私は、出浦先生とそのスタッフの食事療法を開始してから、食塩は1日5gまでと制限されています。

それを平成17年(2005年)7月19日から平成18年(2006年)7月18日までちょうど丸1年間続けたところ、20年以上も降圧薬を使っていたのに降圧薬は全くいらなくなりました。

 

この事務所便りをお読み下さっている皆様の中にも、降圧薬を使っている方が多くいることと思います。

 

出浦先生は、「現在の降圧薬は大変良いものが多く、ひどい副作用もない。血圧の高い人は降圧薬を使って血圧を下げることもやむを得ない」と言っていますが、反面、「副作用のない薬は絶対にない」とも言っています。

食塩の摂取量を減らすだけで降圧薬が不要となったことは、私がわが身を以て実証していますので、皆様にも徹底した減塩を実行して下さるようお勧めいたします。

 

出浦先生は、「私達が1日に最低限必要な食塩は0.5gです」と言っています。

だから、5gまで減らしても食塩が足りないということは全くないのです。

 

出浦先生は、「アマゾン川流域に住むインディアンなど、世界中には塩を使わない民族がいる。ジャングルで潜伏していた横井庄一氏は、食塩を一切使わなかった」と具体的例を挙げ、「食塩は、意識的に摂らなくてもあらゆる食品にいくらかは入っており、それだけで十分である」と述べています。

 

味噌汁、漬物、塩辛、醤油、塩などは、一切摂らない方がよさそうです。

薄味は、慣れれば却って美味です。

刺身も、「醤油なしの方が旨い」という人も多くいるとのことです。私も最近、薄味の旨さがわかるようになってきました。

 

食塩の多い身近な食品としては、各種丼物、ラーメン、蕎麦などの汁物がありますが、これらは1杯に5gぐらいの食塩が含まれております。

だから、これらを1日1杯食べてしまうと、もう食塩は摂れないということになります。

これは1つの目安となりそうです。

 

散々飲んだり食ったりした後で、仕上げにラーメンを食べようとか、漬物でお茶漬けを食べようなどということは自殺行為に等しいのです。

 

出浦先生とそのスタッフの食事療法を開始する以前の私を振り返り、反省の意味を込めて、駄作ですが、

 

海浜の 匂い漂う 日本人

塩の摂り過ぎ 高血圧のもと

 

という狂歌を詠んでみました。

 

いなべん(田舎弁護士) みのる弁護士法律事務所

著者プロフィール

弁護士 千田 實 氏(ちだ みのる)

みのる法律事務所 所長

雅号 青空浮世乃捨

 

 

メディカルフードサービスとのつながり〜

MFSも賛助会員として参加しているNPO法人食事療法サポートセンターの理事として千田實先生も活動されております。

当社代表 松島は千田實先生の著書を読み、深く感銘を受け、少しでも多くの方に食事療法を長く続けて欲しいと思いニュースレターに抜粋記事として掲載していきます。

千田先生についてさらに詳しくはこちら→ http://www.minoru-law.com/profile.html

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