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いなべん(田舎弁護士) みのる弁護士法律事務所  「的外れ 2008年7月号より」

2017.07.25

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「何を、どれだけ、食べたらよいか」④

 

糖尿病の予防・治療のための食事療法は、「ごはんはお代わりしてはならない」と覚えて下さい。茶碗1膳(150g)のごはんは、250 kcalです。ですから、朝・昼・夕と2膳ずつごはんを食べると、2膳×3回×250kcalで、1500kcalとなります。

ごはんだけで1500kcalを摂ってしまっては、カロリーの摂り過ぎです。減量するためには、1300~1600kcalに抑えなければなりません。ごはんをお代わりしては、カロリー制限食・糖尿病食は成り立ちません。

高血圧を予防・治療するためには、食塩制限が不可欠です。1日5gに制限すれば、血圧は下がります。どんなに多くても6gに抑えたいところです。一般的には、12gくらい摂っていますので、その半分ということになります。

みそ汁1杯には、2gの食塩が含まれています。朝・昼・夕と3食みそ汁を飲みますと、それだけで食塩が6gとなってしまいます。これだけで、食塩制限量の限度ギリギリになってしまいます。どんな食品にも食塩は含まれていますので、みそ汁で食塩6gをとってしまうと食塩制限食は出来ません。

ごはんとみそ汁は、私達日本人の食生活のベースです。今、日本には、糖尿病患者及びその予備群が約1,900万人、高血圧及びその予備群が約5,500万人いると言われています。もうこれは、糖尿病も高血圧も国民病と言わなければならないのです。

この国民病である糖尿病と高血圧の原因は、日本人の食事の基本である、ごはんとみそ汁にあったと言われたら、抵抗を覚えるものと思います。しかし、「糖尿病と高血圧の原因は、ごはんとみそ汁にある」と言い切っても間違いではないのです。ごはんもみそ汁も食べてはいけないと言うのではなく、食べ過ぎてはいけないのです。

 

「ごはんのお代わりはしない」、「みそ汁は1日1杯にする」を守っていただければいいのです。

次回につづく。

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