第7の栄養素「ポリフェノール」

2017.08.29

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今回は、野菜や果物に含まれる第7の栄養素「ポリフェノール」です。ポリフェノールという言葉も結構一般化してきました。ポリフェノールを多く含むものは赤ワイン、というのは常識化していますね。これは赤ワインがブドウの果実や皮に含まれるポリフェノールをそのまま引き継いでいるからで、ポリフェノールの源泉はブドウなわけです。

ポリフェノールには極めて多くの種類があり、様々な野菜や果物に含まれています。例えばリンゴのポリフェノールは、リンゴポリフェノールなどと呼ばれます。そしてポリフェノールは優れた抗酸化物質なのです。それはなぜなのでしょうか。

動物と違い、野菜や果物などの植物はその場を動くことができず、厳しい自然環境にさらされています。そのような自然環境との闘いは、植物の体内に多くの活性酸素を生み出すので、自己防衛手段として活性酸素を無毒化するポリフェノールやカロテノイドなどを作り出しているのです。これらは昔は植物や果物の色の成分としてしか認識されていなかったのですが、最近になってその抗酸化力が理解されて重用されるようになり、第7の栄養素と呼ばれるようになったのです。

どの野菜や果物がいいということではなく、様々な色合いの野菜や果物を日常的に摂ることが、良い結果をもたらしてくれるでしょう。

 

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