「料理の発祥」火がもたらしたものは料理

2017.09.25

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「料理の発祥②」

前回は火がもたらしたものは料理ということで、前回から本号に続きましたが、一体全体それはどういったことでしょうか。

類人猿や草食動物などは、食料がある場所から基本的には大きな移動をしません。そして四六時中、食事をしています。これはどういったことかというと、調理をされていない食材は栄養素の消化吸収効率が非常に悪く、ずっと口を動かし食べ続けないと生命活動を維持できないためです。

人類は火を発見し、食材を”焼く” “煮る“ ”蒸す“ などの調理法を発明していきます。生の食材は調理されることにより栄養素を消化吸収しやすくします。

調理同士を組み合わせ段々料理ができていきます。初期の料理は基本的に鍋です。土器などに肉や野菜を入れ水で煮炊きして食べました。煮炊かれた食材からは栄養が染み出し、スープとして飲めばさらに効率的に栄養を接種できました。煮炊きされた食材は当然柔らかくなり消化しやすくなりました。

言わば「料理」というのは内臓が行う“消化”を外部委託しているのです。

次号へ続く、、、

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