EPAやDHA以外にも豊富な「さんま」の栄養!
2019.11.22
■ さんまの旬
今の時期までが旬の「さんま」についてです。「秋刀魚」は漢字の通り、9月から11月の秋が旬の魚です。さんまは秋から春にかけて成長しながら、北に移動していきます。そして子孫を残すために夏から秋にかけて南下します。この時期がさんまの最盛期です。水揚げ量は9月下旬~10月下旬ごろが一番多く、お手頃価格で一番脂がのった旬のさんまを買うことができます。
■ 意外と知らないかも?さんまに多い栄養素
さんまは、必須アミノ酸をバランス良く含んだ良質のたんぱく質、青魚に多く含まれている不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。これらの栄養素が豊富であることは広く知られていますよね。今回はさんまには他にも栄養が豊富ということをご紹介します。
◆ビタミンA
まず、さんまの内臓(はらわた)に多く含まれるのがビタミンA!お肌の潤いを保ち、さらに目の健康維持にも欠かせないビタミンです。タンパク質も良質なのでさんまを食べることで美肌へ一歩近づくかも!また、現代人に多い眼精疲労にもビタミンAが豊富なさんまは効果的です。
◆カルシウムとビタミンD
次に、骨や歯の健康に欠かせないカルシウムとその吸収を助けるビタミンDも多く含まれています。成長期の子供や骨の健康に気を付けたい高齢者の方は積極的に摂りたい栄養素ですよね。
◆タウリン
最後に、さんまには血中総コレステロールを低下させ、HDL(善玉)コレステロールの割合を増やす「タウリン」が豊富です。タウリンは胆汁酸の分泌を促進し肝臓の働きを良くする働きもあります。肝臓の働きを良くするので二日酔いに最適です。タウリンは魚の血合いの部分に多く含まれています。
さてどうだったでしょうか。ちなみにさんまを食べるときは丸ごと塩焼きがお勧めです。内臓(はらわた)や血合いの部分に多く栄養が含まれているため、残す部分が少なくなるように食べましょう!今が旬のさんま!ぜひ今晩どうでしょうか。
「そういえば今年はあまりさんまを食べられなかったなぁ」という方に!MFSの定期コースでは『香ばしく焼いた秋刀魚の塩焼き』や『さんまの蒲焼』などさんまを使った料理もご用意しています。ぜひお試しください。
情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士