冬に使いたい体を温める「スパイス」とその効能
2020.01.22
暖冬とはいえ寒い日が続きますので、今回は体を温めるスパイスについて紹介します!スパイスは香りが強いため、料理に使うことで調味料を使う量を減らすことができ、減塩にも一役買うことができます。一石二鳥です!それでは、いくつか身体を温めるスパイスについて紹介します。
■ 体を温めるスパイスについて
ターメリック
ターメリックはうこんの根茎を煮熟後、乾燥して粉末にしたもので、この黄色色素が様々な食品に使われています。
例えば、カレー粉やたくあん、マーガリンなどです。
ターメリックには血行促進作用があり、代謝を亢進します。
ショウガ
ショウガが体を温めるというのはよく知られていますね。ショウガに含まれる成分であるショウガオールが燃焼効果を高め、熱を作り出します。生で食べるよりも加熱することでこの成分が増します。
みじん切りなどにし、お味噌汁やスープなどにいれると体がぽかぽかになりますよ♪
にんにく
にんにくの香り成分である「アリシン」には代謝をアップさせ、血行を促進させる働きがあります。このアリシンはビタミンB1と結合しビタミンB1の腸からの吸収を助ける働きもあります。にんにく+豚肉の組み合わせで、代謝促進!ビタミン吸収促進!
唐辛子
唐辛子に含まれる「カプサイシン」という成分は一時的に体温を上げ、代謝をアップさせます。カレー粉やキムチなどに利用されています。
シナモン
シナモンは「桂皮」とも呼ばれ、漢方薬としても有名で、冷え性予防効果があります。コーヒーやミルク、朝食のトーストなどに使うのはいかがでしょうか。
ナツメグ
ナツメグというとハンバーグを作る際に使われることが多いです。ひき肉の臭みを消し、玉ねぎの甘みを引き出す効果を期待し使われます。漢方薬や生薬の材料としても有名で、体を温める効果があります。
さて、どうだったでしょうか。料理の味付けや隠し味など、スパイスの使い道は多くあります。
また、スパイスを使うことで体を温めることや減塩できること以外にも健康に嬉しい効果がたくさんあることがお分かりいただけましたか。今まであまり使ったことがなかったという方は料理に少しアクセントとしてとりいれてみてはいかがでしょうか。
情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士