簡単に抜けるゴーヤの苦味!ただし栄養はとっても豊富!?
2020.08.20
今回は夏の野菜といえば思いつく「ゴーヤ」についてです。苦くて嫌いという方もいるかもしれませんが、丁寧に下処理をすれば、苦みも和らぎ美味しく食べられますよ。今回はゴーヤの苦みを抑えて美味しく食べる方法とゴーヤの栄養について紹介します。
■ ゴーヤの苦みがなくなる!?下処理法
ゴーヤの苦みを抜くためによく言われるのが、ワタと種をしっかり摂ること。
しかし、このワタ…本当はそこまで苦くないのです。スプーンで一生懸命ワタを取り除いていませんでしたか?
ではどこが苦味の原因なのか?それは「外側のつぶつぶしている緑色の部分」なのです。
そのため、ワタは軽く取り除くだけでもOKです。
≪ゴーヤの苦みを取り除く方法≫
1、塩と砂糖でもみ、でてきた緑の汁をしっかりと切る。
→ここに苦味成分が入っています。
2、鍋にお湯を沸かし湯通しする
このような手順で簡単に苦味を抜くことができます。
苦味の成分は水溶性なので、塩・砂糖もみして、サッと熱湯をかけることでだいぶ取り除くことができるのです。また、苦味が苦手な方は、薄く切ることでより苦み成分を取り除くことができます。
■ ゴーヤの栄養
次にゴーヤの栄養についてです。特に豊富なのが、ビタミンCとカリウム。加熱しても壊れにくいタイプのビタミンCと体の筋肉の収縮の調整を行うカリウムなどが豊富に含まれています。気になるのは、ゴーヤの苦み成分の栄養ですね。
この苦み成分は「モモルデシン」といいます。
モモルデシンには…
・血糖値を下げる作用
・血圧を下げる作用
・胃酸の分泌を促し食欲亢進させる作用
・肝機能を高める作用
など体に嬉しい作用がたくさんあります。「良薬口に苦し」とはまさにゴーヤのことですね。このように苦味には栄養が豊富!ゴーヤの苦味が苦手な方も少し苦味を残しつつゴーヤを楽しめるとより良いですね。
情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士