便秘を放置すると他の病気になる恐れ?便秘予防と解消法!
2020.01.10
■ 放置すると怖~い病気になってしまうかも
便秘は腸管の蠕動運動の低下によって便の通過に時間がかかり、水分が過剰に吸収された状態です。便秘症は男性よりも女性に多く、高齢者、少食の方に多いです。便秘を慢性化させると、お腹が苦しいという以外にも、口臭や肌荒れなど腸内環境の悪化により、体の不調をきたすこともあります。また、腸閉塞、高血圧などの生活習慣病やがんの誘因になる恐れも…原因は様々ですが、便秘を予防・解消するお食事を紹介します。
■ 便秘を予防!解消するお食事
朝食を必ず食べる
朝食は1日身体を動かすエネルギーになるだけでなく、体内の老廃物を排出させ、毎日の排便リズムを整えるという役割があります。朝食の時間を十分確保し、しっかり食べるということが便秘予防や解消の第一歩です。
食物繊維を十分に摂る
食物繊維には水溶性と不溶性と2種類ありますが、整腸作用や便の排泄を促進するなど、両方とも便秘予防や解消には嬉しい働きをします。
今の時期のお勧めは「干し柿」!おやつ感覚で手軽に食べられますし、食物繊維がとっても豊富!1個1個ラップで包んで、冷凍保存すれば好きな時に食べられますよ。
干し柿もそうですが、切干大根、干し芋など干してある食品は水分が抜けて栄養が凝縮されているため、少量でも繊維がとっても豊富です。
参考>>食物繊維が多い食品一覧
水分を十分に摂る
便をやわらかくするためには、しっかりと水分をとりましょう。起床後に冷たい水や牛乳を飲むと腸が刺激されます。今の時期ですと少し寒いですが、試してみてください。
適度の脂質を摂る
油脂類などに含まれる脂肪酸は腸管の蠕動運動を促進させるはたらきがあります。
ダイエットなどで控えている方もいるかと思いますが、脂質は適度に身体に必要な栄養素です。完全に制限するといったダイエット法は便秘を招く恐れがあるため、改めましょう。
このほかにも、からしやわさび、カレー粉などの香辛料は腸を刺激します。また、ヨーグルトなどの発酵食品には便通を整える働きがあります。
食事に気を付けて、腸内環境を整えましょう♪
情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士