ナトリウムって何?

2017.11.07

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ナトリウム「必須ミネラル(生命を維持するうえで欠かせないミネラル)」のひとつです。私たちは、主に「食塩」という形で食べ物や飲み物からナトリウムを摂取しています。

 

ナトリウムは、体重の約0.15%を占め、主に体液に存在します。体液には、細胞内液と細胞外液があり、ナトリウムのほとんどは細胞外液(血液やリンパ液、胃液などの消化液など)にあります。そのほか、体内のナトリウムの約3分の1は、骨の中にも貯蔵され、必要に応じて血液中に放出されています。

 

ナトリウムは体の機能を正常に働かせるために不可欠なものです。細胞の機能を維持し、筋肉の収縮や神経の機能を正常に保つ働きがあります。主な働きは体液の塩分濃度の調整、体液のph値の調整、栄養素の消化・吸収のサポート、神経伝達・筋肉伸縮のサポートの4つです。

ナトリウムは腸管から吸収された後、腎臓に運ばれてろ過され、血液に戻って適切な濃さを保ちます。尿や便、汗として排泄されるナトリウムの量は摂取する量と同じです。

 

ナトリウムを塩分と置きかえると、1日の摂取基準は、健康な成人では、男性が8.0g未満女性が7.0g未満とされています。
(2015年4月からの厚生労働省推奨食塩摂取量の目標量)

メディカルフードサービス

 

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