塩分を摂りすぎるとどうなるの?
2017.11.20
塩分
ナトリウムの1日の目標摂取量を上まわって摂取した場合、摂り過ぎた分は体外へ排泄されます。しかし、慢性的な過剰摂取の場合は、ナトリウムを体外へ排泄しきれずに体内に蓄積してしまう可能性があります。症状としては、のどの渇きや血圧上昇、むくみなどが挙げられます。
体内のナトリウム量が多くなると、身体は濃くなってしまったナトリウム濃度を適正な濃度に薄めようとするため、細胞内の水分が血液中に移動し血流量が増えることから、手足を中心に身体全体がむくみやすくなり、高血圧にもなりやすくなります。さらに、脳卒中や心疾患などの生活習慣病や胃がんのリスクが高まる可能性があることも報告されています。
日頃から減塩を心がけることが大切です。うす味の食生活に切り替えて、ナトリウムの摂取量を減らしていくことが大切です。食塩は栄養成分表示が義務付けられており、ナトリウム量または食塩相当量が表示されています。塩分換算式で食塩量を計算しましょう。
ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
また、塩分を排出するにはカリウムをしっかり摂取する事が必要です。カリウムは、野菜や果物、いも類や海藻などに豊富に含まれる成分です。
尿が出る時にカリウムと同じ量の塩分(ナトリウム) を一緒に排出してくれます。
体を正常に動かす大切なミネラルはナトリウムだけではありません。健康維持のために色々な種類の食材を食べましょう。
詳しく知りたい>>塩分が不足するとどうなるの?
なかなか自宅で塩分制限ができないという方はMFS塩分制限食がオススメです!
管理栄養士