最近よく聞く「サルコペニア」と「フレイル」とは

2019.08.21

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新聞やテレビでも取り上げられることが多くなり、「サルコペニア」と「フレイル」という言葉を聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。超高齢社会となった日本では、「サルコペニア」や「フレイル」は他人事ではありません。要介護状態を予防し、個々の健康寿命を延ばすためにも知っておきたい言葉であるため、紹介します。

 

サルコペニアとは

 

加齢に伴って生じる骨格筋量と骨格筋力の低下のことをいいます。

サルコペニアは主に高齢者に見られますが、若い人にも起こることがあります。

 

<サルコペニアの診断>

1、筋肉量減少

2、筋力低下(握力など)

3、身体機能の低下(歩行速度など)

※上記の項目1 に加え、項目2又は項目3を併せ持つ場合にサルコペニアと診断されます。

 

 

フレイルとは

 

加齢に伴い身体機能や認知機能が低下し、健康障害を起こしやすい虚弱状態をいいます。フレイルとは健康な状態と要介護状態の中間的な段階にあり、食事や運動などで適切に対応をすれば健康な状態に戻ることができます。

フレイルには大きく3つ種類があります。内臓疾患や運動障害、摂食障害などの「身体的フレイル」・不眠やうつ、軽度認知障害などの「精神的フレイル」・孤立や貧困、支援不足などによる「社会的フレイル」があります。

その内の身体的フレイルの診断基準について紹介します。

 

<身体的フレイル>

1、体重減少

6カ月で2~3kg以上の減少

2、疲労感

以前より疲れやすくなったと自覚がある

3、生活活動量の低下

最近、あまり出かけなくなった

4、歩行速度の低下

横断歩道を青信号の間に渡るのが難しくなった(1.0m/秒未満の歩行速度)

5、筋力の低下

握力が男性は26kg、女性は18kg未満

※3項目以上当てはまる場合には「フレイル」、1~2項目以上当てはまる場合には「プレフレイル」の診断になります。

 

フレイルの状態に陥ると7年間の死亡率は健康な人に比べて約3倍になるという報告があります。

 

サルコペニア(筋力の低下)がフレイル(虚弱状態)に繋がることが多く、サルコペニアとフレイルはお互いに関連しあっています。これらが進行すると、日常生活に大きな影響を与え、寝たきりの要介護状態になってしまう恐れがあります。

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適切な対応をすれば予防や回復ができるため、当てはまる項目が多くないか確認してみましょう。そして、病態や症状を知り、早期に発見しましょう。

 

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