アルブミンって何?低い原因と食事でできる対策

2019.09.30

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アルブミンとは

 

血清アルブミンは血液中のタンパク質の一種で、血清総タンパクの約60%を占めます。タンパク代謝を反映するため、栄養状態の指標となるものです。また、アルブミンは肝臓で合成されるため、肝機能の指標にもなります。

血液の浸透圧の維持も行っているため、低くなりすぎると血管内に水分を保てなくなり、むくみを引き起こします。原因によって治療方法は異なるので注意しましょう。

アルブミンは身体の栄養状態を示す決定的な指標となり、余命と生活機能障害の予知因子となるので、高齢者の健康にとっては重要な指標となります。

 

アルブミンが低い原因と高い原因

 

アルブミンの基準値: 3.8~5.2g/dl

 

アルブミンの基準値と比べて低いときと高いときの原因をそれぞれ見ていきましょう。

 

≪アルブミンが低値の原因≫

低値の場合は、低栄養、ネフローゼ症候群、肝障害、炎症性疾患などが考えられます。

・低栄養

タンパク質の摂取不足や消化吸収障害により、アルブミンが低下します。

・ネフローゼ症候群

アルブミンが尿に出てしまい、大量のタンパク尿になり、血中アルブミン値が低くなります。

・肝障害

肝硬変や肝臓がんでは肝臓におけるタンパク合成能が低下します。

・炎症性疾患

熱傷などの外傷や、手術後である、炎症があると、その部位でタンパク質の消費が増加し、血中アルブミンが低くなります。

 

≪アルブミンが高値の原因≫

高値の場合は、脱水が考えられます。

 

ネフローゼ症候群、肝障害、炎症性疾患など特に思い当たる疾患がない場合は、低栄養が原因の場合が多いです。加齢に伴って血清アルブミンが低下するため、高齢者は低アルブミン血症に陥りやすいため、特に注意が必要です。

 

低栄養を改善!アルブミンを増やす食事の工夫

 

低栄養が原因でアルブミンが低下している場合、体重減少や血中コレステロール値、血中ヘモグロビン値の低下なども現れていることが多いと考えられます。

そのような条件に当てはまっている方は、食事では「エネルギー」「タンパク質」をしっかりと摂る必要があります。具体的にはこれらの栄養素をどのように増やしていけばいいのでしょうか。

 

エネルギーをUPする食事

少量の間食をとりいれて食事の回数を増やす

エネルギーの高い栄養補助食品の活用

油脂類を使った料理を摂り入れる

エネルギーをアップするには食事量を増やすことが一番有効です。しかし、一度にたくさん食べられないという方も多いのではないでしょうか。そういった場合は分割食にし、食事回数を増やすと良いでしょう。朝食を2回に分けるといった形で食事を分割する方法でも良いですし、食事以外で間食を摂る方法もあります。

また、食事を増やす場合はマヨネーズや油など少量高カロリーな食品をとりいれることで効率良くエネルギーアップすることができます。

簡単な例としては、野菜にかけるドレッシングをオイルがしっかり入っているものにする、煮魚ではなくフライにする、ゆで卵ではなくスクランブルエッグにする、生果物はシロップ入りの缶詰にする、などです。

 

タンパク質をUPする食事

肉、魚、卵、大豆製品、乳製品を毎食摂り入れる

間食ではヨーグルト、ミルクアイス、プリンなどタンパク質源のものを

食事量が多く食べられない場合はタンパク質源となる主菜から先に食べる

まず、タンパク質源とはどのような食品なのかしっかりと理解しましょう。食事の構成として主菜(タンパク質源となるもの)が1品はあるようにしましょう。麺料理などの1品料理ですと、タンパク質源が不足してしまうことが多いため、なるべく主食+主菜+副菜の構成になっている食事にしましょう。

 

アルブミンは血液の中で半減する期間が14~21日であるため、検査結果は3週間前の栄養状態を反映しています。食事を変えたからといってすぐには変わらないため、毎日しっかり継続して栄養状態を改善しましょう。

 

特に食事制限がなく、栄養をバランスよく摂りたいという方には、MFSバランス健康食がお勧めです。お肉や魚などのタンパク源が1品、野菜などの副菜が3品入ったバランスの良いお食事です。しっかりとお食事を摂り、アルブミン値を維持しましょう。

 

情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士

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