糖尿病の食事療法

糖尿病の食事について、ポイントとアドバイスをMFS管理栄養士がご説明致します。

糖尿病の食事療法の目的

糖尿病の食事療法の目的

糖尿病は、「1型糖尿病」「2型糖尿病」「その他の糖尿病」に大別できます。その中でも、食生活や生活習慣と関わりが深く患者数の最も多いのが、「2型糖尿病」と言われています。

初めは血糖が高いこと自体に自覚症状を感じないことが多いですが、その状態が継続、悪化してしまうと多くの合併症の引き金になってしまいます。(糖尿病の三大合併症:網膜症、腎症、神経障害)

2型糖尿病は不適切な食生活が大きな原因になるため、予防や治療もまた食生活の改善なくしては行えません。体重や血糖をコントロールし、糖尿病性の合併症を予防、または悪化を阻止するのが食事療法の目的です。

血糖コントロール指標と評価

指標 不可
不十分 不良
HbA1c(JDS地)
(%)
5.8未満 5.8~6.5未満 6.5~7.0
未満
7.0~8.0
未満
8.0以上
空腹時血糖値
(mg/dl)
80~110
未満
110~130
未満
130~160未満 160以上
食後2時間血糖値
(mg/dl)
80~140
未満
140~180
未満
180~220未満 220以上