糖尿病の3大合併症

2020.02.26

糖尿病
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糖尿病治療の目標は、血糖、体重、血圧、血清脂質の良好なコントロール状態を維持することで、糖尿病の合併症を予防し、健康な人と同様に充実した日常生活を送ることです。食事療法や運動療法、薬物療法を組み合わせて、上手く付き合っていくことが大切です。

糖尿病は自覚症状に乏しいため、何が怖いのか分からない・知らないという方もいるのではないでしょうか。自覚症状がなくても、進行していくと症状が現れる糖尿病の「合併症」について紹介します。

 

3大合併症といわれているのが糖尿病網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病神経障害」です。

 

糖尿病網膜症

 

眼球の奥の眼底にある網膜は、見たものを脳に伝える重要な役割をもっています。網膜には多くの細い血管があり、高血糖状態が続くと血管がもろくなったり、出血したりして、視力低下につながります。糖尿病網膜症は、成人後の失明原因の第2位といわれています。

 

 

糖尿病性腎症

 

糖尿病性腎症は合併症の中では顕性化するのが一番遅く、糖尿病発症から10年かかるといわれています。腎臓にある糸球体は細い血管の塊で、血液をろ過し、老廃物を尿として排泄します。高血糖状態が続くと血管が障害され、ろ過機能を果たせなくなり、浮腫みなどをきたします。透析患者の約4割は糖尿病性腎症由来であり、人工透析導入の1番の原因となっています。

 

 

糖尿病神経障害

 

全身に分布する神経は高血糖状態が続くと障害され、手足のしびれや痛み、さらには足の先や裏のしびれから砂利の上を歩いているような状態、たちくらみ、発汗異常などをきたします。また、糖尿病神経障害が重度になると低血糖をきたしても気づかなくなることもあります。

 

 

そのほかの合併症として、

・足の壊疽

・動脈硬化性疾患(冠動脈硬化症、脳血管障害)

・歯周病

・認知症 

これらもあわせて7大合併症などといわれることもあります。

 

 

さて、どうだったでしょうか。糖尿病はただ単に尿から糖がたくさんでる、血糖値が高くなるという単純な病気ではありません。血管は体中にはりめぐらされており、血液中の濃度が高い状態(高血糖)が何年も続くと、血管が傷つき、様々な合併症を引き起こしてしまうのです。

 

怖いのは合併症。合併症にならないように、「食事」でしっかりと血糖コントロールしましょう。

 

情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士

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