加工食品摂りすぎていない?吸収率の高いリンとは

2019.09.13

透析
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リンが多い食品には、肉や魚、卵、乳製品などの動物性たんぱく質が多い食品が挙げられます。

たんぱく質はしっかり制限ができているのに、リンの数値が高い・・・という方はいませんか。もしかすると、肉・魚・卵・乳製品の中でもリンを多く含む食品を多く摂っているのかもしれません。

今回はリンを多く含む食品について確認してみましょう。

 

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タンパク質が多くリンも多い食品

 

■ 魚

魚の中では、いくら、すじこ、たらこなどの魚卵、ししゃもなどの骨ごと食べられる小魚に多く含まれています。リンは骨や内臓系に多く含まれているため、注意しましょう。

また、エビやカニにも多く含まれています。

 

■ 肉

お肉も魚と同じく、レバーなど内臓系に多く含まれています。

 

■ 乳製品

乳製品の中でもチーズに多く含まれています。チーズの中でもクリームチーズ・カッテージチーズには、比較的少ないですが、プロセスチーズには多く含まれています。

チーズ好きの人は、チーズの種類を変えれば多少は食べられますね。

 

このようにたんぱく質源となる食材でも、リンの含有量が異なるため、気を付けましょう。

 

加工食品にはリンがいっぱい?!

 

実はリンには2種類あるのはご存じでしょうか。

リンには有機リン無機リンの2種類があり、先程紹介した食品に含まれるリンは食品全てに含まれている「有機リン」の方です。

もう一つの「無機リン」とは、インスタント食品加工食品などに含まれる添加物のリンのことを言います。

 

・有機リン・・・肉や魚、卵、乳製品などの動物性食品や豆類などの植物性食品に多く含まれています。

・無機リン・・・ハムやウインナー、練り製品などの加工食品、インスタント食品、ファーストフードなどに用いられます。

 

有機リンは腸管からの吸収率が40-60%なのに対し、無機リンは90%以上が吸収されてしまうため、高リン血症に大きく関与します。

コンビニ利用が多い方、ハムやウインナー、練り製品、チーズ、スナック菓子など加工品の使用が多い方は注意が必要です。

 

リンが高いときに確認すること

 

食事以外にも原因があるかもしれませんが、腎臓病で透析を行っている方はまずは以下の項目をチェックしてみましょう。

 

1、肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などたんぱく質源となる食品の摂取が多くないか

2、特にリンが多い、魚卵・骨ごと食べられる魚・内臓系の食品、チーズなどの摂取が多くないか

3、インスタント食品や加工品が多くないか

4、リン吸着薬はしっかり飲めているか

 

最後の4番は意外と重要です!処方されている方はしっかり飲みましょう。

 

リンが多い食品は一切食べていないのに血清リンがなかなか下がらない透析患者様がいました。栄養相談では特に問題が見つからず、医師が残薬を確認し、リン吸着薬の服薬をしていなかったことが判明しました。その方は、薬が重要だとは考えていなかったようで、飲んだり飲まなかったりの状態が続いていたようです。薬を飲み始めてからは数値がしっかりと下がりました。

薬は必ず意味があって処方されているため、自己判断で飲む、飲まないを決めないようにしてくださいね。

またリン吸着薬は、食物に含まれるリンを消化管のなかでくっつけて、体内に吸収されないようにするお薬です。食べ物とお薬が胃の中ですみやかに混ざり合うことが必要なので、必ず食事と一緒に服薬しましょう。(担当の医師や薬剤師の指示に従ってくださいね)

 

さて、どうだったでしょうか。リンについての知識は深まりましたか。高リン血症を予防するために食事で気を付けていきましょう。

 

情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士

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