納豆と相性が良い・悪い食材の組み合わせ

2020.02.21

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「納豆」の栄養が再び注目を集めています。納豆は発酵食品であり、もともと栄養が豊富であることはよく知られていることですね。また、納豆を1日1パック食べると死亡率が10%下がるという研究結果も話題になりましたね。

 

そこで今回は「納豆」の栄養をより引き出すために、納豆と食べ合わせが良いもの悪いものについて紹介します。

 

 

栄養が増す組み合わせ

 

納豆×キムチ

 

 

両者ともにおいが強烈ですが、とっても相性の良い組み合わせです。キムチにはヨーグルトよりも多くの「乳酸菌」が含まれています。納豆に含まれるオリゴ糖が、キムチの乳酸菌のえさとなり、お互いの発酵パワーを引き立てます。

 

納豆×ねぎ

 

 

納豆とねぎは定番の組み合わせですね。ねぎと組み合わせることで納豆に含まれている「ビタミンB1」の吸収を促進します。納豆×にら納豆×にんにくも同じ効果が期待できます。

 

納豆×山芋

 

納豆にすりおろした山芋を混ぜればネバネバ感が増してとろっと食べやすくなりますよね。山芋を組み合わせることで、山芋に含まれるジアスターゼやアミラーゼなどの消化酵素などを一緒に摂ることができます。

 

納豆×アボカド

 

 

アボカドには食物繊維とオレイン酸が多く含まれています。また両者ともカリウムがたっぷり!体に溜まった余分な毒素を外に排出する効果があります。高血圧の方にもお勧めの組み合わせです。

 

 

栄養が減る組み合わせ

 

納豆×卵

 
 

納豆に卵をかけて食べると、とろっと美味しく食べられますよね。しかし、せっかくの栄養が減ってしまう組み合わせなのです。卵に含まれる「アビジン」が、納豆に含まれる「ビオチン」のはたらきを抑えてしまいます。

ビオチンとはビタミンBの一種で私たちの皮膚や粘膜の維持、爪や髪の健康に深く関わっているビタミンです。欠乏症には皮膚炎、脱毛、神経障害などが知られています。アビジンと強く結合する性質があり、結合すると吸収されなくなってしまいます。

ただ、この「アビジン」生卵の卵白のみに含まれています。そのため、生卵を食べ続けた場合もビオチン(卵にもビオチンが含まれています)が欠乏します。納豆に卵をかけたい場合は、卵を半熟にする、卵黄のみで食べることでビオチンもしっかり摂ることができますよ。

 

 

納豆が苦手な人にお勧めの組み合わせ

 

納豆×酢

特に酢納豆は、酢の効果で納豆がふわふわになり、納豆のにおいも軽減しますよ。

 

 

驚きの組み合わせ-ご当地編-

 

納豆×砂糖

北海道や東北の方は驚きが少ないかもしれませんが、なんと納豆に砂糖をかけて食べるのが定番の地域があります。もともと北海道や東北では甘い味付けが多く、納豆に砂糖を入れることも自然な流れだったと考えられています。また、砂糖は大さじ1くらい入れるようででさらに驚きですが、粘りが増して美味しいそうです!興味のある方はお試しください♪

 

 

情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士

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