冷凍野菜の栄養価って実際どうなの?

2020.04.13

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何かと買い物に頻繁には行けない状況ですので、長持ちする冷凍野菜のニーズが高まっているのではないかと思います。冷凍野菜は長期間保存ができるので、外出回数を減らすために多めに買う方が多いのではないかと思います。そんな冷凍野菜ですが、実際栄養ってどうなの?生野菜よりも栄養が少なそう。色々と不安もありますよね。

今回は、冷凍野菜について解説していきます。

 

冷凍野菜を使うことのメリット

 

栄養に関してはさておき、まずは冷凍野菜を使うことに対してのメリットを考えてみました。

 

1、調理時短

料理をする時に一番手間がかかるのが、野菜の皮をむいたり、切ったり、下茹でしたりという下処理がいらず、調理時間の短縮ができます。

 

2、いつでも手に入る

生野菜は旬があるので、出回っていない時期や、旬ではないものは価格が高かったりします。しかし、冷凍野菜の場合は、旬に限らず1年中出回っており、かつ価格は一定であることが多いですよね。

 

3、ゴミが出ない

冷凍野菜は使う部分のみを冷凍加工しているため、ゴミが少なく済みます。

 

ざっくりと、冷凍野菜を使うとこのようなメリットが考えられます。

 

 

生野菜と冷凍野菜の栄養価は大差がない?!

 

メリットが分かったところで、冷凍野菜の「栄養」の部分について調べてみました。

実は野菜の栄養価は、冷凍加工をしてもほとんど損なわれません。

これは実際のデータでも確認されており、独立行政法人国民生活センターが行った調査で冷凍野菜の栄養価が全体的にみて生野菜と大差なかったという結果がでています。ではなぜ、生野菜と冷凍野菜では栄養の大差がないのでしょうか。

 

生野菜と冷凍野菜の栄養価に大差がない理由

 

1、急速冷凍を行い、栄養を保っているから

収穫した野菜は、酵素の働きをとめるためにブランチング処理を行います。

この「ブランチング処理」とは、野菜を冷凍する前に、軽く下茹でしたり、蒸したりすることをいいます。冷凍前にブランチングをすることで、野菜の酵素のはたらきを抑え、加工や保存中の変化を防ぐことができます。そのため、冷凍野菜は変色や傷みを防ぎ、栄養価もキープできているというわけです。

 

2、旬の時期に収穫した野菜を使っているから

コストを抑えて大量に仕入れるために、冷凍野菜は、「旬」の時期の野菜を使うことが多いです。旬の野菜は安価であるだけでなく、栄養価が高く美味しいですよね。

ほうれん草を例に挙げると、旬の12月に収穫したものは、旬ではない9月のものよりビタミンCが約3倍も含まれているのです。

ほうれん草のように旬の時期とそうでない時期とで、栄養価に違いのある野菜もあり、旬で新鮮な野菜を凍結させている冷凍野菜は生の野菜に負けていないことがわかります。

このように、最も栄養価の高い「旬」の時期の野菜を使い、ブランチング、急速冷凍をしているので、生の野菜と冷凍野菜は栄養価に大差がない、むしろ高くなる野菜があることがわかりましたね。

 

とはいっても減ってしまう栄養素もあるのは事実です。ブランチングの方法にもよりますが、下茹でをすると水溶性ビタミンは流れてしまいます。ただ、一般的に生で食べない野菜はどちらにしても茹でることが必要になってくるため、結局はそこまで大きく変わらないのではないでしょうか。

 

さて、どうだったでしょうか。冷凍野菜というと、何かよくないものが入っているのではないか、栄養が減っているのではないか、と思っていた方も多いと思いますが、保存料などの食品添加物が入っているわけでもなく、ただ、加熱して急速冷凍しているだけなので、栄養価の損失も殆どないのです。ちょっと敬遠していた方も「冷凍野菜」取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

情報提供元:メディカルフードサービス 管理栄養士

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