【基礎編】透析の食事療法のポイントまとめ

2019.07.19

透析
<友達にご共有いただけます>

最近、透析をはじめたという方にぜひ読んでいただきたい内容となっています。人工透析は腎臓の機能をすべて代行できるわけではありません。食事療法は良好な栄養状態の維持や合併症の予防に大変重要なものとなります。

透析の食事療法は、慢性腎臓病の食事療法を少し緩めにしたものと考えていただけると分かりやすいかと思います。

 

■ 透析の食事療法ポイント

 

1、エネルギーとタンパク質の適量摂取

透析導入前は厳しい制限となることが多いですが、透析を導入するとエネルギーとタンパク質の制限は少々緩くなります。高齢の方ですと透析導入後、エネルギーやタンパク質が不足すると、筋力や免疫力の低下を招き、低栄養となり、予後が悪くなってしまうため、しっかりとエネルギーの確保をすることとタンパク質の適量摂取が必要です。

関連記事>>腎臓病で腎臓病で痩せると逆効果!?カロリー摂取が必要なワケ

 

2、減塩

食塩は摂りすぎると喉が渇き、水分の過剰摂取につながるため、減塩を心掛けましょう。漬物や干物、ハムやウインナーなどの加工品、かまぼこやさつま揚げなどの練り製品、麺料理などは塩分が多いため、頻度に注意しましょう。

関連記事>>透析患者は要注意 減塩表示の落とし穴

 

3、カリウムの制限

高カリウム血症となると、不整脈などの症状が生じるため制限が必要になります。カリウムを減らす方法として、野菜は茹でこぼし、水さらしをして使いましょう。また生の果物にはカリウムが多く含まれるため、缶詰(シロップは捨てる)を利用しましょう。

関連記事>>腎臓病の方必見!カリウム制限

      カリウムが多い飲み物、うっかり飲んでいませんか?

 

4、リンの制限

リンが多い食品を摂りすぎると高リン血症となり、かゆみが強くなる、骨がもろくなるなどの症状が生じます。牛乳やチーズなどの乳製品、骨ごと食べられる魚(ししゃも・しらす)、魚卵、加工品やインスタント食品、ペットボトル飲料などに多く含まれるため、これらの習慣的摂取は控えましょう。

関連記事>>加工食品摂りすぎてない?吸収率の高いリンとは?

 

5、水分の制限

慢性腎臓病の食事療法から、透析の食事療法で大きく変わる点は水分の制限が必要になるということです。医療機関での指示量に合わせて飲水量を決めましょう。飲水量は水だけでなくお茶やジュース、牛乳なども含めます。また食事でもお粥・雑炊・鍋・うどんなど水分の多い料理には注意が必要です。

 

 

透析は今後長く続けていくものであるため、食事療法はストレスをためないように工夫しながら、以上の5点のポイントに気を付けましょう。

MFSのタンパク制限食は塩分・カリウム・リンなども控えられたお食事となっています。

メディカルフードサービス

管理栄養士

<友達にご共有いただけます>